地元民にも大人気！岩国空港で買いたいお土産5選

岩国空港で購入できる「岩国寿司」は、押し寿司風に仕上げた保存のきくちらし寿司で、岩国地方の郷土料理として親しまれています。作り方は、一度に４～5升もの米を漬け込む、豪快さが特徴です。押し寿司用の型の中で、具と寿司飯を交互に重ねて行くことで、カラフルで美しい断面になります。岩国の名産品のレンコンや、瀬戸内海で採れた新鮮な魚を入れるのも特色で、主に錦帯橋周辺の料理店などで食べることができます。

空港内で売られている岩国寿司は、錦帯橋のたもとにある1858年創業、日本料理の老舗「平清（ひらせい）」の持ち帰り用の岩国寿司（２個入り）です。地産・地消の素材をふんだんに使った、繊細で優雅な味を、ぜひお試しください。

次にご紹介するのは手打ち風生うどん玉「がんこ爺　山田屋うどん」の「細（さざめ）うどん　錦流の糸」と「錦流れの帯」です。がんこ爺山田屋うどんは岩国空港から錦川沿いに西に進んだ、新岩国駅からほど近いロケーションにある、人気のうどん屋さんです。もともと岩國焼吉香窯の当主・山田象陶がはじめたという、ユニークな経歴があるお店で、店内の器や湯のみもすべて店主が手作りをしています。

もっちりとした食感の麺にはコシがあり、温でも冷やでもおいしくいただけます。お店おすすめの食べ方は、熱々に麺を茹でたあと、ネギ・天かす・大根おろし・醤油などシンプルなトッピングで食べる、「しょう油うどん」。お好みで生たまごを乗せた釜玉風や、冷たい水でキリッとしめて、素材の味をダイレクトに楽しむ方法もいいですね。地域に根ざした人気店の味は、性別・年齢問わず喜ばれるお土産です。

今や全国的に有名な日本酒「獺祭（だっさい）」は、山口県岩国市にある蔵元、旭酒造が生産しています。原料は山田錦のみ、造りは純米大吟醸のみという徹底した酒造りを行なっている蔵元で、高い品質と、ファンに嬉しいコストパフォーマンスを両立させ続けています。「酔うための酒ではなく、味わうための酒をつくりたい」という志のもと、丁寧に作られた獺祭は、口に含んだ瞬間鼻にすっと抜けて行く華やかな吟醸香が上品で、若い女性にも人気です。

岩国空港「スカイショップ アイ＆アイ」でも、そんな全国のみならず海外でも高い評価を受けるようになってきた獺祭を買うことができます。大人気ゆえ、空港では欠品してしまうこともあるようですが、見かけた際はぜひお土産に購入してみることをおすすめします。

獺祭と並んで岩国市が誇るもう一つの名酒、「金雀（きんすずめ）」は錦帯橋が架かる清流を登っていった岩国市錦町にある、1764年創業の老舗酒造「堀江酒場」が製造しています。堀江酒場のメインブランドである金雀は、「金雀　大吟醸」「金雀　飛翔」「Platinum金雀」「Premium金雀」などのラインナップがあります。

なかでも「Premium金雀」はインターナショナルワインチャレンジIWCの純米大吟醸の部で、2017年、2018年、2年連続の世界一に輝いた日本酒で、国内だけではなく海外でも知られています。クリアでジューシーな味わい、柑橘系のフルーツのような華やかさ、酸味とキレのバランスがとても良いとの高評価があり、日本酒好きにはたまらない逸品です。大切な方へのお土産にもきっと喜ばれることでしょう。

「スカイショップ アイ＆アイ」で人気の、地元のお漬物「うまもん」は岩国市で昭和33年に開業した、漬物の老舗会社が製造しています。時間をかけて植物性乳酸菌による自然発酵をすることにより、ギュッと旨味が凝縮した深い味わいです。

粗漬け・中漬け・本漬けの３回に分けて野菜の水分を75％以上抜く「三度漬け」による、自然発酵法による野菜本来の風味を最大限に活かした味は、昔から地域の人から愛され続けています。

山口県の柚子屋本店が罐焚きで作る萩の塩を使用した「三度漬白菜」、優しい味の甘酢白たくあんを韓国唐辛子・利尻昆布・生にんにくで漬けた「大根キムチ」、錦川の伏流水で洗った大根を米酢とザラメで漬け込んだ「甘酢白たくあん」、塩漬け後さらに利尻昆布と唐辛子で漬け込み、広島菜独特の香りと風味が残る「広島菜本造り」などラインナップも豊富です。作家・宇野千代氏も生涯愛したという「うまもん」、ぜひ味わってみたいですね。

岩国空港で購入できる、地元産のこだわり土産をご紹介しましたが、いかがだったでしょうか？全国的にも有名な日本酒、獺祭（だっさい）や金雀（きんすずめ）のほか、岩国を訪れてみないと知らなかったようなローカル色溢れる特産品がたくさんあります。岩国空港を訪れた際は、ぜひ「やまぐちブランド」のお土産を旅の思い出に選んでみてくださいね。